喘息は、呼吸の通り道、気道が炎症を起こすことで狭くなり、

咳、痰、息苦しさ、 喘鳴ぜんめい (ゼーゼー、ヒューヒューという音がでる)、胸苦しさなどがあります。

アレルギー体質であることが根底にありますが、発作が起こる発端は人によります。

気圧、寒暖差、激しい運動、ホコリ、ダニなどのアレルゲンなど、いろいろですね。

さっきまでに普通にしていたのに、急に苦しくなるなど、辛い症状です。

実は私の娘も、喘息もちです。

水泳に通い、肺機能が高まり体力がついてきたころ、また私が働き方を変えたころから、発作の発生はかなり減少しましたが、まだ時々症状がでます。

私は遺伝的な要素のほか、不安や心配など、精神的な要素も発作に関係が強いように、娘を見ていて感じます。

普段から我が家は自然療法を主として、子どもに手当てしていますが、喘息発作に関しては、小学校に上がってからは西洋薬のお世話にもなっています。

もっと幼い時は、何とか薬を使わないで・・・と、

私の手当てや、夫がホメオパシーという代替療法の専門家でもあるので、そこで使用するレメディという薬に変わるものを使用して対処していました。

それでも、梅雨・秋は喘息症状が特に出やすいので、

発作が出るのを防ぎきれず、夜も親子ともども眠れないこともあるし、

学校に行っても保健室からお迎えコールの連打になり、私の日中の仕事もままならず、本人も行動することが怖くなってしまうような状態が続いてしまいました。

そこで、自然療法で全部何とかしようとするのは、子どもの為ではなく、ただの親のエゴだな、と気づき、

ありがたく、症状が出たときだけは、吸入薬を使わせていただくようになりました。

(即効性はほんとすごい。予防のための薬もあるようですが、そこは手当てとホメオパシーを主に使いケアしています。)

更に、娘の喘息は、私の娘との関わり方、そして私自身のあり方も見直すきっかけになったんです。

喘息って胸が苦しい、、、つまりハート(チャクラ)の問題とも関連しています。

「ちゃんと私をみてほしい」
「話をきいてほしい」
「心が苦しい」


そんな娘からのメッセージでもあり、同時に私も同じく苦しく、本当の自分の声に耳を傾けたいのだ、ということを、気づかせてもらいました。

家族の状態って、自分の鏡でもありますからね。
(娘よ、体を張って教えてくれてありがとう。そしてごめんね。)

喘息の場合、安静にするといいと言いますが、発作時以外も運動を避けるのは、かえって良くないです。

喘息は、休息に体が傾く副交感神経が本来あるべきよりも優位に働きすぎてしまう体質にも関係があります。

休息ってよさそうですが、副交感神経が強く働いている時は、呼吸の通り道である気道は、狭くなります。

つまり運動しないモードなので、体は酸素をそんなにたくさんいらないと判断し、その通り道である気道も狭くなるんですね。

これでは、炎症で狭くなりがちな気道がさらに狭まり、余計苦しいです。

さらに、アレルギー物質を攻撃するリンパ球の活動も、副交感神経が強く働いている時に活発化しますので、

アレルゲンに対する反応が過敏になってしまう可能性があります。

交感神経と副交感神経が、バランスよく働くように、

しっかり朝起きて日中は運動、そして夜は休息、という生活リズムを整えることも、体質改善に役立ちます。

また、体の中を炎症させないよう、油ものも控えましょう。

症状が出てしまった、または出かかった時に、薬なしでも、薬と併用してでも、家庭でできるセルフケアがありますので、ご紹介しますね。

★手のひらのエネルギーで手当てする

喘息発作時だけでなく普段から手当てして良いと思いますが、
に手当てするといいでしょう。

首だとちょっと上すぎ、気管・気管支の当りを前後から挟むように手を当てます。

(喘息発作になりかけた時。姿勢は座った状態が楽なようですね)

実体験としては、発作になりそうな時から手当てをしておくと、発作が出ずに済むことが多かったですね。

発作が起きてしまってからの手当ては、炎症が進んでしまっているので、最低でも30~40分くらいは手当てしたほうが効果を実感しやすいと思います。

夜、寝ようとした時も、発作が出やすく苦しくなってなかなか眠れない時も、手当てをしていると、スーッと眠りに入れることが多かったです。

手当ての際は、背中側にも手を置いて、挟んだ方が中までしっかりエネルギーが届きます。


咳がたくさん出るので、頭にもひびくこともあると思いますが、苦しく精神的にも辛いので、精神面に作用する頭にも手当てします。

心も落ち着かせると、スムーズに眠れたり、発作のおさまりが速まります。

額は、娘が良く当ててほしいとリクエストする場所でしたが、

べったり手のひらを付けると暑がる場合があるので、親指の側面だけ頭に当てて、あとは少し浮かせ気味にするといいでしょう。

頭頂付近に手当てしてもよいと思います。

効能ツボ

発作という急性の症状の時も、ツボ刺激は有効です。

孔最

急性の咳、喉の痛みに良いです。
肘の内側の横筋から、指3~4本ほど下の親指側より、筋肉の隙間。

合谷 

症状手の親指と人差指の骨の合流地点。骨の際を刺激するようにすると、より効きます。

上の孔最と、合谷は喘息の特効ツボといってもいいでしょう。2つセットで刺激するとなおいいです。

また、背中の背骨と肩甲骨の間にも、喘息によいツボがあります。

肺兪

背骨と肩甲骨の間、肩甲骨の上と下の中間くらい。下の図の赤い点。
咳や息苦しさ、胸苦しさの緩和によいです。

風門

肺兪の指2本分くらい上。下の図の青い点。
風邪の予防や、首、肩のコリや疲れを緩和も緩和します。

ツボ単体を押してもよいですが、発作の時は上がってしまった氣を下に降ろしていくように、

背中のツボがあるあたりをを上から下の一方向にさすり下ろしてもいいでしょう。

少し圧をかけるようにしながら、下に下にさすり下ろしていくと、楽になることが多かったです。

症状がない時も、普段から手当てしておくと、症状の予防や心肺機能の強化に役立ちます。

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