腰痛はよくある不調のひとつですが、その原因は本当にさまざま。
腰痛の約8割は原因不明ともいわれています。
姿勢や骨の異常など、骨格や筋肉の疲労・損傷が原因となるだけではなく、
内臓疾患や感情の乱れ、精神的な負担によって腰痛が現れる場合もあります。
急に痛みに襲われた場合でも、何かしらの原因が積もりに積もって、腰痛という症状を出したと考えられることが多いですね。
慢性的な腰痛もちの方も、ぎっくり腰のような急に痛みを感じだした方も、
セルフケアを考えるときは痛みが出る前の自分の行動や感情を、振り返ってみましょう。
★腰痛の原因と考えられること
・姿勢、日常的に繰り返す動作
(長時間の同じ姿勢、職業柄繰り返す腕や足の動作など)
・筋肉の衰え、または損傷
(運動不足、ケガ)
・骨の異常
(ヘルニア、脊柱管狭窄症など)
・温度差、気圧差
(朝晩の寒さ、冷え)
・内臓の問題
(消化器、泌尿器、生殖器系の臓器の疲労、冷え、病気)←手のひらの癒やし得意分野
・心因性、精神的な負担
(ストレス、緊張、心配事、怒り、イライラ)←手のひらの癒やし得意分野
何か自分で思い当たる原因があれば、
運動、筋トレしたり、
逆に休息を意識したり、
冷えた場合は温め、
緊張続きでストレスを感じていれば、リラックスの時間を取りましょう。
骨の異常や、内臓の問題に心当たりがある場合は、
一度医療機関で検査をして状態を把握し、どのように治療するかを検討のもよいでしょう。
神経痛が疑われる場合は、こちらの記事を参考にしてください。
ちなみに、自分では原因がわからない場合、
手のひらを患部に当ててヒーリングすれば、痛みが緩和されるだけでなく、その原因も、体と対話した手のひらが教えてくれるんですよ。
手当てはどんな原因の場合でも、痛みをやわらげ、回復の後押しに役立ちます。
では、具体的に腰痛の時はどこに手当てすればよいか、お伝えしていきますね。
★手当てする
手のひらで腰痛の原因がはっきりわかるようになるには、手のひらでヒーリングする経験を積む必要があります。
ここでは、経験がなくても、受講していなくてもできる、汎用的な腰痛の手当てについてご紹介します。
<骨格、筋肉の疲労からと思われる場合>
基本的には、痛いところに力を抜いた手のひらを当てればOKです。
急性のヘルニアや狭窄症の場合も、損傷のある患部の真上を手当てすると、痛みが緩和することが多いです。
仙骨
お尻の真ん中の仙骨も、腰全体にエネルギーが広がりやすく、おすすめです。
<内臓疲労からくると思われる場合>
腎臓や、肝臓、消化器、生殖器などの内臓の疲労や炎症があるために感じる腰痛は、
腰というより、その内臓の真上に手のひらを置き、エネルギーで回復を後押しします。
臓器にエネルギーを送ることで血流もよくなり、全身がほぐれ、腰痛も改善していきます。
どこの内臓が疲れているのかわからない場合は、手のひらで感じる体からの反応の強さを頼りに探します。(講習でその感じ方はお伝えしています)
腎臓
おへその高さで、背中側、背骨を挟んで両側にあります。
肝臓
体の右側、アンダーバストのすぐ下あたり。意外に肝臓は、中医学的にも腰痛と関連が深いです。
消化器
おへその上を手当てすると、胃や腸全体にエネルギーが広がります。
生殖器
両腰骨にそれぞれ手を当てて、骨盤を横から挟むように当てるといいです。
足先の冷えも改善されます。
<イライラ、ストレス、精神的疲労からくると思われる場合>
ダイレクトに心や思考に通じる頭や、感情と深くかかわる胸をヒーリングすると、自然と心も体も緩んで、痛みも和らぎます。
頭
頭のどの場所に手を当ててもよいですが、耳の上あたりが当てやすいです。
考え事が多い場合は、前頭葉がある額もおすすめ。
胸
悲しさ、悔しさなど感情面での揺れ動きが大きかったときは、胸に手を当てましょう。(片手でもOK)
★効能ツボ
最後に、腰痛に効果的とされるツボをご紹介します。親指、またはこぶしをつくり指の関節で刺激をしましょう。
・腎兪(じんゆ):おへその高さで背中側、背骨から指2本分外側、左右にあります。
腰が痛いと自然とトントンするところです、
・志室(ししつ):腎兪から更に指2本分外側、左右にあります。
・大腸兪(だいちょうゆ):腰骨のライン上、背骨から指2本分外側、左右にあります。
・腰眼(ようがん):大腸兪から更に指2本分外側、左右にあります。
・次髎(じりょう):お尻の真ん中の平らな骨、仙骨の真ん中あたりに左右に並ぶくぼみの上から2番目。
指で刺激するときは、腰に手を当て親指でぐっと押し込むようにするといいですよ。
自分の手で、でできることはたくさんあります。ぜひお役立てくださいね。
もっと手のひらの力を使いこなしていきたい方は、ぜひ一度体験会へいらしてください。