年末年始、歓送迎会、また素敵なお店でのランチやディナー。

おいしいものを食べる機会はうれしいものですね。

味付けの濃い物や油ものを、いつもより多くとることになる場合も多いかもしれません。

脂ものをたくさんとるときは、中医学の考え方として「酸味」を一緒に摂るといいですね。


酸っぱいものは、肝の働きを助ける、つまり脂の分解を助けてくれます。

また、しょっぱい物は適度ならば腎(腎臓)を助け、水分代謝の働きを助けてくれますが、摂りすぎは逆に機能を衰えさせてしまいます。

この場合は、水分の摂りすぎには気を付けつつ、しばらく薄味のお料理にしてみてくださいね。

さて、食べすぎ、飲みすぎた時にも手当ては役立ちます。

おいしいものを食べる、みんなで一緒に食べる、それはとても幸せな時間。

その後は、しっかり手当てをして整えましょう。

★手当てする

主に消化器(胃・膵臓・十二指腸)の手当て、そのほかに、お酒を飲みすぎた時は特に肝臓と腎臓の手当てをするとよいですね。

消化器(胃・膵臓・十二指腸)

胃もたれが気になる時は、胃のあるあたりに手を当てます。 両手で挟むとさらに効果的です。

胃はみぞおちから少し左にずれたところにあります。

両側から回復のエネルギーが体の中までしっかり届きます。

胃の裏側に膵臓もあります。

膵臓は糖質・脂質・タンパク質すべての消化酵素を出していますので、消化にはとても重要。

背中側に回す手が、体勢的に疲れやすいので、手を交互に変えて当てたり、横になってみたり、工夫してください。

どうにも体勢が辛かったら、片面だけでもOKです。

その膵臓が出す膵液と、胆のうから出る脂を分解する胆汁の消化酵素が混ざり合い、消化吸収を促進するのが十二指腸

指12本分の長さといいますが、25センチ~30センチくらいの長さがあると言われます。

各臓器の位置をまとめると

胃は身体の左側、あばら骨が切れるあたり

膵臓は胃の裏側(背中側)

十二指腸は胃の出口、おへその上あたりです。

↓イメージ図(だいたいの位置の参考に)

十二指腸あたりを狙うとしたらこんな感じで手を当てます。

肝臓

肝臓は身体の右側、あばらで囲われている部分です。

腎臓

背中側、ハイウエストのラインあたり、背骨を挟んで左右に2つあります。

腎臓は、セルフではとてもやりにくいんです・・・。こんな感じ。

片手で片方ずつ手を当てるなど、手が疲れないようにこれも工夫してみてください。

裏ワザとしては、遠隔で、自分の腎臓にエネルギーを送る、ということができます。(遠隔ヒーリングはレベル2講習でお教えしています。)

手のひらの力を使うには

★効能ツボ

足三里(あしさんり)

膝のお皿から指3本下、足のすねの骨の際。

胃もたれ、食欲不振などによいです。足の疲れもとれます。

中脘(ちゅうかん)

おへそから指5本分上にあるツボ。胃痛や消化不良によいです。

苦しくない程度に、ぐーっと人差指から薬指3本そろえて押しこむと刺激しやすいでしょう。

胃がすっきりしてきますよ。

参考にしてくださいね。

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