【症状別手当て】生理痛

きちんと月経が起こることは大切ですが、毎回日常生活に支障がでるほどの痛みがあると、とても憂鬱ですね。

生理痛が起こる仕組みは、

・子宮頚管、つまり経穴の通り道が狭く、経血を押し出すために、子宮が強く収縮して痛みを伴う(若年者、出産経験がない女性に多い)

・経血を体の外に押し出す働きをするホルモンの「プロスタグランジン」の分泌が多く、子宮の収縮が過剰になって下腹部や腰の痛みになる

と言われています。

また体が冷えて血流が悪くなると、このプロスタグランジンの分泌が多くなり、痛みが増してしまうようです。

程度の差はあれ、生理中は下腹部や腰が重だるい感じになるものですが、

痛みが激しい、また吐き気や頭痛、胃がむかむかするなど、他の不快な症状が出てくる場合には、

他の婦人科系の疾患の可能性(子宮内膜症、子宮筋腫など)

体の冷え、血流の悪さ
ストレスからくる自律神経の乱れ

が考えられます。

寝込むほど痛いなど程度が重い時は、どのようにケアしていくのであれ、一度受診して状態を確認することをお勧めします。

いずれにしても、セルフケアで症状を緩和させる方法はいくつかあります。あなたの手のひらで、症状を緩和させる方法も、ご紹介します。

セルフケア法

1、生理用品を選ぶ

生理痛に悩んでいても、生理用品の何を使うかには気に留めていない方は、案外多いようです。

自然派の方は、布ナプキンを使うほか、経血コントロール(経穴を溜めておき、トイレで排泄する)できる体づくりに取り組んでいらっしゃる方もいますね。

紙ナプキンでも一般的な化学繊維や合成ポリマーを使ったものと、オーガニックコットンを使ったものがあり、オーガニックのものも、最近は薬局で簡単に手に入るようになりました。

化学繊維を使ったナプキンは、機能性に優れ、経血吸収力は強いですが、

化学繊維がデリケートな部分に直接触れ、また保冷剤と同じ素材が吸収材に使われているため、体を冷やす可能性があります。

生理痛に悩む方は、布ナプキンにしてみるか、オーガニックコットンの紙ナプキンに変えてみることをお勧めします。

私の個人的な使用感ではありますが、以前は鎮痛剤を飲むほど痛みがありましたが、

布ナプキンにしてみたら、まず柔らかくてあたたかく、生理痛のあの局部の締め付けるような痛みが軽減しました。

布ナプキンに変えた友人も、生理が軽く、早く終わるようになったと言っていましたね。

私は、最近は洗濯がいらないオーガニックコットンの紙ナプキンを常用しています。(ずぼらなため。。)

こちらも、化繊、合成材のナプキンより、使用感が良く、生理が軽く感じます。

この生理用品の効果に関しては、いろいろな説、主張がありますし、ご自身で試して検証してみるのが一番かと思います。

2、温める、血流をよくする

血流が悪いと痛みが増しますので、とにかく温めることです。

温まれば、硬くなり過ぎた組織に血流が回り柔らかくなり、経血の排出もスムーズになります。

お臍の下あたりを、湯たんぽやカイロであたためたり、腹まきをする

また足、下半身の冷えも、生理痛を悪化させますので、足首、膝も冷やさないようにします。

生理中ではない時、普段から冷やさないようにすることも大事。

毎日、季節問わずしっかり湯舟に浸かる
軽い運動を心掛け、熱を作り出す筋肉をつける

ことも行いましょう。

手当てのエネルギーであたため、血流をよくするやり方は、この後にご紹介しますね。

3、生理中はいつもの7割まで(ストレスをかけない)

生理による女性ホルモンの変化は、自律神経に大きく影響します。

活動の方の交感神経が働いている時は、血流が少なくなり、組織も固くなりがちです。

それでもよく休息をとれば、副交感神経というもう一方の自律神経に切り替わり、血流が回復し、組織も和らぐのですが、

うまく切り替わらず活動を続けてしまうと、血流不良やそこからくる冷えなどで、生理前や生理中の不調がひどくなる可能性があります。

なので、睡眠不足や頑張りすぎは、生理中は特に禁物です。

仕事や家事が待ったなし!であったとしても、

生理期間中は、「ここまでやる」のバーを下げて、7割まででやめておきましょう。

そして、いつもよりもうまくできなかったら、仕方ないと自分を許しましょう。

これらのことを意識しつつ、ぜひあたなの手のひらでも、ケアしていってください。

エネルギー循環が良くなっていくので、だんだんと生理痛が起こりにくい体に変わっていくことができますよ!

手のひらのエネルギーで手当てする

生理中はもちろん、普段からよく手当てしておくと、症状の緩和につながっていきます。

手当ての場所は、ダイレクトに卵巣や子宮の下腹部のほか、骨盤全体や仙骨に当てましょう。

下腹部(子宮)、仙骨
こんな感じで前後で挟むとよいです。

後ろ側、仙骨はこんな感じ

卵巣

卵巣からは、生理を起こす重要な「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンが分泌されます。

周期を整えたり、スムーズな分泌によりイライラやのぼせの症状を抑えたい時は、

ここもよく手当てしておくとよいですね。

骨盤全体
骨盤内臓器全体、下半身全体の血流改善には、骨盤を挟むこのポジションで手当てしましょう。


ホルモン分泌、自律神経を整えるためには、頭にもよく手当てします。

細かい場所はどこでもいいですが、額や頭頂部などに手当てしてみてください。

もっと手のひらの力を使うには

★効能ツボ

生理痛の症状緩和に効くツボはこちら。

それぞれ手のひらや指で、ぐーっといた気持ちいいくらいの強さで10秒×3回行ってみてください。

三陰交

内くるぶしの一番高いところから指4本分上、骨の際。
婦人科系の疾患の万能ツボと言われ、冷えやむくみにも効果的です。

気海、関元、中極

お臍の下のラインに並んでいます。
指で押すと痛いかもしれないので、手のひらでぐーっと圧をかける感じがいいかもしれません。

カイロや湯たんぽで温める時は、ここに当てるとよいでしょう。

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