スマホ、パソコンが一人一台以上の時代となり、お客様にも目の疲れがある方が、本当に多いですね。
長時間画面を見ていると、目が酷使されて疲れるのとともに、瞬きの回数が減り乾燥し、更に目にダメージを与えてしまいます。
仕事でパソコンを見ることが多い方は、仕事の後もスマホで動画やネットを楽しんだりしていると、
一日中、寝る前まで目が休まることがなかったりして。。。
(思い当たるふし、ありますか?)
症状が進むと、単に目が疲れて目を休めれば治る、というものから、目の使い過ぎによる心身の不調「眼精疲労」に進んでいって
強い首肩のこりや、めまいや吐き気、だるさを感じてくる可能性があります。
また内臓にも影響があります。
目は毛細血管が張り巡らされ、特に多くの血液を必要とする器官であるため、
血液を貯蔵しておく働きがある肝臓も酷使していることになります。
肝臓は解毒やエネルギー代謝に関わる重要な働きをしており、全身の疲労回復にも影響があります。
肝臓が疲れて働きがにぶると、目に健康な血液が十分にゆきわたらなくなり、
さらに、目が疲れる、ぼやける、視力低下、ドライアイといった症状が現れてくるかもしれません。
また、東洋医学でいう血の巡りに関わる「肝」も目に関係しますが、
感情的なイライラ、または見たくないものを見るというストレス(誰かが叱られているのを毎日見るなど)も、全身を緊張させ、血流が滞り
目に負担をかけることにつながっていきます。
案外、放置できない目の疲れ。
きちんと労わっていきましょう。
★目の労り方
手当てで目の疲れはかなり楽になりますが、生活習慣としては以下を心掛けましょう。
1、瞬きをする
とにかく使ったら、目を閉じて休めるのが一番ですが、まず意識的に瞬きをしてください。
目の周りの筋肉のストレッチして、涙で目の乾燥を潤しましょう。
2、ぼんやり遠くを見る
目のピント合わせに関連する、目の中の毛様体筋が遠くを見ることで緩みます。
近くの画面を見続けていると、毛様体筋は緊張しっぱなしで疲労してきますので、時々は遠くを見て、筋肉をゆるめてあげましょう。
長時間画面を凝視しない、ダラダラとスマホを見ないで、画面から目を外し、外を見て休憩をはさむことも大切です。
3、ビタミン群を摂取する
少しビタミンA,B群,C,Eを摂取すると、目の働きを助け、疲れを取ることに役立つとされています。
サプリもいいですが、できるだけ自然の食品からとれると吸収もされやすく、お勧めです。
ビタミンAは、鶏レバー、ニンジン、ホウレンソウなど
ビタミンB群は、豚肉、卵、豆類、玄米などの雑穀、赤身魚、ナッツ類など
ビタミンCは、レモン、パセリ、ブロッコリーなど緑色野菜など
ビタミンEは、ナッツ類、小麦胚芽など
4、手のひらでケアする
手のひらを当てて、そのエネルギーでケアするとともに、ツボを使って効果的に疲れをとることができます。
やり方は以下に詳しくご紹介していきますね。
★手のひらのエネルギーで手当てする
ダイレクトに目に手を当てれば、筋肉は緩み、血流も改善され、よく目が見えるようになってくることは、よくあります。
その他、派生しておこってくる首肩凝り、だるさもあれば、目以外にも手当てしてあげましょう。
おすすめの箇所を以下にご紹介します。
目
まずはダイレクトに目、そのものを覆って手当てしましょう。手のひらからのエネルギーで、目の周りの筋肉が緩み、血流も改善します。
肘を机についた体勢だと、疲れにくいかな。
側頭部、後頭部
目が疲れて頭が痛い感じがするときは、こちらにも。
首
長時間画面を見続けていると、目の疲れプラス、首がガチガチになることも多いでしょう。
そんな時は首にも手当てし、首のコリをやわらげ、目に十分な血液がいくよう、首から上の血流改善を図りましょう。
肝臓
目は大量に血液を必要とする機関であり、目の疲れは血液の貯蔵の働きがある肝臓にも影響します。
肝臓にも手当てすると、目も緩み、全身の疲労回復にも役立ちます。
肝臓は体の右側、あばら骨の下に納まっています。アンダーバストの直下に手当てするといいでしょう。
★効能ツボ
目の疲れに効くツボをご紹介します。疲れたなと思ったら、1か所10秒ずつくらい刺激すると、かなり楽になりますよ。
天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)
肩こりや頭痛にも効果のあるツボです。
天柱は、首の後ろの太い筋上、紙の生え際。
風池はそこから指2本分外側にずれた少しくぼんでいるところです。
親指で以下のようにぐーっと押し込むように刺激すると、すっきりします。
晴明(せいめい)、魚腰(ぎょよう)、
攅竹(さんちく)、絲竹空(しちくくう)
位置は以下のイラストを参考にしてください。
声明は両目頭を親指と人差指でつまむように刺激するとやりやすいです。
眉毛の上の3つのツボは真上から垂直にぐーっと押し込むように刺激するといいですよ。
ぜひお役立てください。