首や肩のこりは、現代人なら誰しも経験が
あるくらいのメジャーな不調かもしれません。
スマホ、パソコン、座りっぱなしのデスクワーク、
家事や抱っこ、おんぶの育児
直接首、肩に負担がかかっている場合に加え、
目や腕の疲れや頭の使いすぎ
ストレスにより
首と肩が凝り固まっている方は多いですね。
首こり、肩こりに関係が深い筋肉で
主なものは僧帽筋と胸鎖乳突筋。
頭の後ろのうなじあたりの太い筋から
背中に広がる筋肉と
頭ごと横をむくと浮き出る、首の横の筋です。
この2つの筋肉は、脳神経が支配しているため
精神的な緊張や、頭の使いすぎの影響を
強く受けます。
頭の使いすぎやストレスで首や肩が凝るのは
神経のつながりとしても納得できるものなんです。
凝りを緩和させるための心がけとしては、
1、できるだけ同じ姿勢を、長時間とらない
仕事で仕方ない方が多いかもしれませんが、
ほんの少し体制を変えるだけでも、負担が減ります。
ノートパソコンの位置を少しずらしてみるとか、
下を向いて書類をみていたら、手にもって少し上に持ち上げてみるとか。
意識してみてください。
2、デスクワーク時には適宜休憩をいれ、首、肩、腕を回す
普通ですけど、地味に大事です。
息をふーッと吐きながら、痛くない程度にグルグル回してください。
緊張を和らげ、血流を回復させます。
3、気が付いたら、まず深呼吸
集中していると、ほとんどの方が呼吸が浅くなっています。
細胞が酸素不足になり、結果凝りもひどくしてしまうし、集中力も低下していくので、
ハッと気づいたら
鼻から大きく吸って、お腹をふくらませ、口からゆっくり吐く腹式呼吸をしましょう。
4、首・肩を覆い、風が直接当たらないようにする
夏でも冬でも、エアコン等の風が直接体に当たる状態は、体に負担をかけ、緊張させるので、よくありません。
デスクワークの時だけでもいいので、スカーフやカーディガンで首肩を覆ってみてください。
保温もされ、血流が滞るのを防いでくれます。
5、1日の終わりは湯舟に肩までつかる
お風呂にも季節問わず毎日入りましょう。
首肩までちゃんとお湯につかって、直接温めることは、凝りほぐしに即効性があります。
また首肩凝りの方は、下半身が冷えていることも多く、全身の血流、巡りをよくする習慣も大切です。
これらにプラスして、
ぜひ、あなたの手のひらを使ってほぐしてあげましょう。
どこに手当てするかをご紹介していきますね。
★手のひらのエネルギーで手当てする
基本、凝っている首と肩に
そのまま手を当てるのでOKです。
肩
人に手を当ててあげる時は、遣りやすい場所ですね。
自分だと、手が届きにくいので、肩先や首をメインに手当てして、肩の筋肉にも効かせていくといいでしょう。
背中側は肘をつく姿勢だと、やりやすくなります。
肩先
腕疲れがある方にはいいポジションです。
首
横の太い筋をこんな感じでカバーしましょう。
★効能ツボ
首こり、肩こりの時のツボは
いろいろありますが、とくにおすすめをあげておきます
「天柱(てんちゅう)」
後頭部のうなじ、髪の生え際、首の後ろの太い筋上。
親指で少し強めに10秒✕3回くらい押します。
「風池(ふうち)」
1本分くらい外側、首の太い筋と
耳の後ろのとがった骨の間のくぼみ
親指で少し強めに10秒✕3回くらい押します。
「肩井(けんせい)」
※肩井ツボは子宮にも作用するので、妊娠中の方は押さないでください
首のつけ根と肩先を結ぶ線の中央。
肩先から首に向かって、
指を滑らせていってとまるところ。
ここは場所が自分でやる時は、中指でぐりぐりと
揉むようにするとやりやすいでしょう。
痛いことが多いと思うので、気持ちいい程度の
強さで押してくださいね。